アルト or 木製のスタンダードフルート用、
COBRA RTC-AW (フルートに装着タイプ)
■ Cobra・RTC-A W クリップタイプ ・アルトフルート or 木製フルート用
コブラ RTC-AW (ブラック)
コブラ RTC-AW (シルバー)
こちらの画像はスタンダードフルート用のコブラRTCをフルートに装着した状態の画像ですが、
コブラRTC-AWも基本的な装着方法は同じです。
Cobra・RTC- AW の開発目的と特徴
右手用「Cobra・RTC- AW」の特徴は、スタンダードフルート用の「Cobra・RTC」と同様マウスピースを口に当てるときに強く唇に押し付けなくても位置や角度が安定し調節しやすくすることで、音程と、音色のコントロールがしやすくなるなどのをサポートをします。
注意、右手用コブラには左手用コブラの特徴である、フルートが左手から滑り落ちることを防ぐ効果や、マウスピースの位置を口元に固定する効果はそれほどありません。
しかしながら、左手用コブラ-Dを併用して使用することで左手の手首を真っすぐ、あるいは内側に軽く曲げた非常に楽な角度でフルートを支えても手から滑り落ちることがありません。従って左手のフィンガリングが非常に楽にできるようになります。左手用コブラの完全なすべり止め効果と、右手用コブラによるマウスピースの角度コントロールのしやすさ、などによって大きな相乗効果が得られます。
(人によってはそこまでの安定性を必要としない方もおられると思います。その場合それぞれを単独で使用することも可能です。)

コブラ RTC-AWには他メーカーのクリップ式ものとは違う優れた特徴がいくつかあります。
追加の特徴
1: フルートに固定される本体と、親指に触れるサムレストが別々のパーツになっており、ヒンジで繋がっています。 そのため親指に当たるサムレストの部分だけを個別に角度調節が出来ますので、ご自身がフルートを最も持ちやすいと感じる角度に微調整が出来ます。
2: RTC-AWの上部先端は3本の指に分かれています。フルートによってはまれにキーストッパーの位置がRT-AWの装着位置についているものがあります。その場合でも3本の指の間のどれかにキーストッパーを配置することが出来ますので各人の理想的な指の位置にRT-AWを取り付けることが可能になります。(下に動画と更に詳しい説明があります。)
3: RTC-AWのクリップは硬いプラスティックで出来ていますが、フルートに接触する部分にはやわらかい合成ゴムのパッドが取り付けられています。従ってフルートを傷つけることなく、滑らずしっかりと固定してくれると同時に、取り外しが必要な時には簡単に取り外すことが出来ます。
4: コブラRTC-AWは右手の親指がフルートの管体に直接触れる形に作られていますので、器具を取り付けていないときと同じような自然な感覚でフルートを演奏することが出来ます。
5: 旧来のコブラ RTC-AWはプラスティックの胴体自身が持っているスプリング効果によってフルートにグリップさせる構造になっていました。しかしコブラRTCは上の特徴4で書かれているメリットを実現するためにクリップの中央がくり抜かれた形状なので、プラスティックの使用量が少ないため、何度も脱着を繰り返しているうちにプラスティックの弾性劣化が起こり、グリップ力が弱くなってくるという問題がありました。そこで胴体を二分割して本体とテールに分け、それらを金属製のバネを用いたヒンジで接続する構造に変更しました。結果現在のコブラRTC-AWはフルートへの脱着を何度繰り返し行ってもグリップ力が弱くなるという問題は解決されています。
■ 右手用コブラ RTC-AW の取り付け、調節の説明
Cobra RTC は左手用Cobraと違い取り付け方や使い方は非常にシンプルです。
クリップ式でフルートに取り付けて使います。 その後、羽の部分(サムレスト)の角度調節を行います。
フルートへの取り付け位置はCobra RTCと同じく右手の親指を置く位置となります。しかしながらアルトフルートや木製フルートはメーカーやモデルによってキーストッパーの位置が様々です。また一部の木製フルートには金属のレールがなく木の胴体に直接支柱を立てているものもあります。このように様々な構造の違いや管体の太さの違いなどを出来る限り吸収して、一つのタイプでアルトフルートや木製フルートに装着可能なよう設計したのが「Cobra RTC- AW 」です。
「Cobra RTC- AW 」は 普通のフルート用の「Cobra RT」より一回り大きなサイズで、フルートの胴体をつかむための指が3本あるのが特徴です。上の動画を見ていただければ解るように、フルートによってはキーストッパーの位置に「Cobra RTC- AW 」の指のどれかが当たることがあります。その場合キーストッパーを3本の指のどちらかの指の間に配置することで、演奏者が指を置く最適な位置に「Cobra RT- AW 」を装着することが可能になります。
「Cobra RTC- AW 」を横から見るとCの形をしていますが、Cの上部にある指の先端がフルートのレールに当たるように取り付けますとそれ以上、上に回転しなくなりますので最も安定してクリップがすべらない位置となります。基本的にはその位置に固定します。
しかしながら、フルートに金属のレールが無い場合には、Cobra RTC- AW の指の先端をレールに固定させることが出来ません。その場合には、取り付け前にアルコールや中性洗剤などでフルートの表面の油分を良く拭き取ってから取り付けるようにしてください。そうすればどの位置でも演奏中に滑ることはないはずです。
Cobra RTC-AWをフルートに取り付けた後に、羽の部分を指でつまんで回転させて角度の微調整を行います。羽の動きの硬さはネジを回して調節出来ます。その際は出来るだけネジの溝の大きさにあった精密ドライバーを使うようにしてください。フルートケースにしまう時は、クリップを外さなくてもそのままケースに収まると思いますが、ケースの形よっては羽の角度を一番下まで下げてやるなど入れ方を少し工夫してやる必要があるかもしれません
■ 右手用コブラ RTC-AW を木製のスタンダードフルートに装着し実際に持った時の状態

木製のスタンダードフルートは管体の直径がアルトフルートとほぼ同じとなっています。(約25mm前後)
その為アルトフルート用の コブラ RT-AW が使用可能です。
コブラ RT はサイズが小さいので木製フルートには使用できません。
上記の商品はこちらのネットショップからご購入いただけます。