[フルート・サポートアクセサリー・コブラ ]


■ フルートを吹くのが難しい理由
初心者にとって、フルートは他の木管楽器に比べて音を出すのが難しいと言われいています。
その理由は、音を鳴らすためのリードや、息を吹き込むだけで音を発してくれるリコーダーのような構造になっていないからです。
しかしそれ故に、より自由な吹き方が出来、吹き方によって様々な音のバリエーションや、演奏者ごとに違った個性的な音色を作り出すことが出来るわけです。
ですから、初心者にとって音が出しにくいという構造は必要悪と言えるかもしれません。
ところがもう一つ、フルートを吹くのを不必要に難しくしている点があります。
それは、他の吹奏楽器と比べて演奏する時にしっかりと手や口に固定できないことです。
特に高音域の音、2オクターブの「ド#」などは、ほとんどの指をキーから離さなければならないので、フルートを唇にしっかりと固定させるのが大変難しくなります。
これはフルートを吹いている人なら誰でも感じていることだと思います。
クラリネットやサックスフォーンでは、マウスピースを口で締め付けて、上の歯に押し当ててしっかりと固定した状態で全ての音を演奏できます。
また、楽器全体を安定して支えるためにサムレストと言う金具が楽器自体に初めから付いています。特にサックスホーンは首にストラップを掛けて吊るすような構造になっていますから、演奏中に楽器が滑り落ちることを心配することは一切ありません。
ところがフルートにはそういった、手や口にしっかりと固定させるための金具などが一切ないのです。
これはフルートがとてもデリケートな音を出す楽器なので、少しでも音質に影響するような金具などを取り付けることが嫌われるためだと思われます。
しかし、これがフルート奏者にとって、高度な演奏をすることを大変難しくしているのです。
馴れて来ると、たいていの人は何とかフルートを滑らないように支えることが出来るようになっきますが、それでも汗で手がぬれたり、難しい指使いの曲を演奏するときなどは、上級者でも楽器を安定して支えるのは難しい場合がよくあります。
また、生まれつき指の関節が極端に外側に曲がりすぎる二重関節と呼ばれる体質の人や、逆にほとんど外側に曲げることが出来ない人、手が小さい人、あるいは怪我や年をとることで、フルートを支えにくい手の構造になってしまった人も少なからずおられます。
フルートを上手に支えるのも、演奏技術の一部だと考える人もいますが、楽器が簡単に支えられる構造になっていれば全く不要な演奏技術だと言えるでしょう。
もしフルートが、クラリネットやサックスフォーンのようにしっかりと安定して支えられる構造になっていれば、難しい曲ももっと楽に演奏することが出来ると思いませんか・・・?
■ 従来の滑り止めアクセサリー
上に述べたような理由から、フルートが滑らないようにするためのアクセサリーがいくつか市販されています。
いちばんシンプルなものは、表面に滑り止め加工がしてあるシールをフルートの本体に貼り付けるものです。
右手の親指があたる部分と、唇があたるリッププレートなどに貼り付けると、フルートが滑りにくくなります。
しかしこのタイプのアクセサリーはフルートを手に完全に固定させるものではなく、滑りにくくなるというだけです。
人によっては専用のシールの代わりに切手を貼り付けるという人もいるようですが、汗などで切手が濡れると糊が手に付いてべたべたになり、掃除をするのが大変になるなどの問題があります。
効果も貼らないよりはましという程度です。
もう一つのタイプは、フルートの胴体に右手の親指が当たる部分などにプラスティックのカバーを取り付けてフルートを支えやすくするというものです。
こちらのタイプの方がテープよりは滑りにくくなっていますが、これも完全にフルートを固定させることは出来ません。特にフルートによけいなものを取り付けることになるので、傷が付いたり、音への影響や見栄えなどを気にする人には好まれないようです。
■ 究極のフルート用、滑り止めアクセサリー「コブラ」とは?
コブラと言う名称は、このアクセサリーの形状が蛇のコブラに似ていることから付けられたものです。
これから紹介するコブラは、滑り止めアクセサリーという点では、上記の二つのタイプのものと目的は同じです。
しかしコブラは単に滑り止めというよりも、フルートを左手に完全に固定させることが出来るという点、器具をフルート本体に取り付けないという点で、従来のものとは全く異なるタイプの画期的なものです。
コブラは従来のタイプのように、フルート自体に貼り付けたり、装着したりするものではないので、フルート本体の見栄えや音への影響が全くないという点でも、優れています。
そういう意味では他の滑り止めアクセサリーがどうしても解決できなかった欠点を全て解決したものといえます。
コブラの素晴らしい利点は、フルートが手から滑り落ちるのを防ぐだけでなく、フルートを構える手の形を、人間工学の観点から、最も自然で楽に演奏が出来るようにしたことです。
これが、従来のフルート本体に装着する形式の滑り止めアクセサリーではどうしても実現することが出来なかった点です。
コブラを使わないで、フルートを構える時には、フルートを左手の人差し指の付け根の部分に乗せます。
そして、手から滑り落ちないようにするために、手首や人差し指を極度に曲げてやる必要があります。
しかし、人によっては人差し指や手首をあまり大きく外側に曲げることができない人も多いのす。
そういう人たちはフルートを支えるのにとても苦労することになります。
またにフルートを長時間演奏すると、腱鞘炎や、手根管症候群など、手の筋や筋肉を痛めてしまう原因になる ことが、医学的に判明しています。
腱鞘炎や、手根管症候群などで手が痛くて演奏できなくなっていた人たちの中には、コブラを使うことで、またフルートの演奏が出来るようになったと喜んでいる方が沢山おられます。
しかし、そういった症状にならないための予防対策として「コブラ」を使用することをおススメします。
指や手首の関節が柔軟でフルートを楽に支えられるという人でも、手の小さい人は全ての指をキーの上に正確に置くのが難しいのです。
特にフレンチスタイルのリングキー・フルートは全てのキーが直列に並んでいるので、手の小さい人がリングキーの穴を完全にふさぐのは難しく、指の届かないキーにプラグを付けて吹いている人も多いようです。
コブラを使うと、手首を自由な角度に動かしてフルートを演奏することが出来るようになるので、左手の小指や薬指などがキーに届きやすくなります。
コブラを使うことで、今までプラグを使わなければならなかった人も、プラグを付けなくても吹けるようになる可能性があります。
コブラを使うことのもう一つの利点は、今までフルートを支えるために使っていた、よけいな手の力を抜いて、よりリラックスした状態で演奏出来るようになるということです。
そのため、今までフルートを滑らないように固定させるために使っていた力や神経を、全て曲を演奏することに集中させることが出来るのです。
これは他の、どのスベリ止めアクセサリーとも比較にならないほど、大変大きな効果があります。
特に難しい曲になればなるほど、違いが大きく感じられます。
そういう意味では、フルートの初心者よりも、むしろ上級者の方がコブラを使う利点が大きいと言えます。
特に上級者は、総銀製や金などの高価なフルートを持つようになるので、フルートによけいなものを貼り付けたり、取り付けたりすることを好まない人が多いようです。
コブラは左手の人差し指に指輪のようにはめて使うので、フルートそのものへの見た目や、音に対する影響はゼロです。
観客席から見たコブラは左手の人差し指に細い指輪をはめているように見えるだけです。少しはなれた所からみるとコブラを装着していることに気付かない人がほとんどでしょう。
コブラを動画で紹介しています(英語)
■ コブラを手に装着したときのサンプルイメージ
上の写真はコブラの装着例ですが、コブラのモデルによってリング部の色の違い、指の後ろがダブルリンクになったものなど微妙に形状の違いがあるところを注意して見てください。
■ コブラを使用したデモ演奏
左手の親指がフルートから離れても、フルートがコブラの上にしっかりと固定されているところを特に注意して見てください。
■ コブラの種類と購入の仕方について
コブラには用途によって現在二つの違ったタイプがあります。 それからコブラは左手のひとさし指に装着して使用しますから、
指の大きさに違いがあるので、大中小の3っのサイズを用意しています。
詳しくは、こちらの>>コブラのタイプと購入のしかたのページをご覧ください。
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